金継ぎとは
金継ぎとは、割れた陶磁器を修理する日本の伝統的技法です。
破片を漆で接着・修復し、継ぎ目に金を蒔けば完成。
文字にすると簡単ですが、実際には数ヶ月かかります。
修理された陶磁器の継ぎ目は「景色(けしき)」と呼ばれ、また暮らしの中で使い続けることができます。
金継ぎとは
金継ぎとは、割れた陶磁器を修理する日本の伝統的技法です。
破片を漆で接着・修復し、継ぎ目に金を蒔けば完成。
文字にすると簡単ですが、実際には数ヶ月かかります。
修理された陶磁器の継ぎ目は「景色(けしき)」と呼ばれ、また暮らしの中で使い続けることができます。
金継ぎの手順
漆を使う伝統的な金継ぎの手法では、修理は1日では完結しません。それぞれの工程では漆を使うのですが、漆は固まるまでに数日〜1週間ほど要するからです。例えば、割れた陶器の場合、完成までに数ヶ月かかることもあります。修理の手順は以下の通り。
まず、生漆と小麦粉と水を練って作る「麦漆」を使って、ピースを接着します。
漆が固まるまで1週間ほど待ちます。
麦漆が固まったら、次は生漆、砥粉、水を練り合わせた「錆漆」で溝を埋めていきます。
漆が固まるまで3日ほど待ちます。
錆漆が固まったら余分な部分を削り取り、その上から黒呂色漆を塗ります。弁柄漆でも可。
固まるまで3日ほど待ちます。
漆が固まったら、表面の余分な部分をヤスリで削ります。その上から黒呂色漆か弁柄漆を塗ります。こうすることで、継ぎ目が滑らかになります。
漆が固まるまでさらに3日待ちます。
前行程と同様に表面を磨き、継ぎ目が滑らかになったら、その上から弁柄漆を薄く塗ります。
弁柄漆が乾かないうちに、その上に金粉を塗ります。
表面についた余分な金粉をウェットティッシュで拭き取って、完成です。
まず、生漆と小麦粉と水を練って作る「麦漆」を使って、ピースを接着します。
漆が固まるまで1週間ほど待ちます。
麦漆が固まったら、次は生漆、砥粉、水を練り合わせた「錆漆」で溝を埋めていきます。
漆が固まるまで3日ほど待ちます。
錆漆が固まったら余分な部分を削り取り、その上から黒呂色漆を塗ります。弁柄漆でも可。
固まるまで3日ほど待ちます。
漆が固まったら、表面の余分な部分をヤスリで削ります。その上から黒呂色漆か弁柄漆を塗ります。こうすることで、継ぎ目が滑らかになります。
漆が固まるまでさらに3日待ちます。
前行程と同様に表面を磨き、継ぎ目が滑らかになったら、その上から弁柄漆を薄く塗ります。
弁柄漆が乾かないうちに、その上に金粉を塗ります。
表面についた余分な金粉をウェットティッシュで拭き取って、完成です。