Lesson05:銀継ぎ
※漆によってかぶれが生じる場合がありますので、作業中は必ず手袋を着用してください。
※漆によって健康被害が発生した場合でも、当社は一切の責任を負いません。
1. ヒビに生漆を染み込ませる
器のヒビに生漆を流し込み、隙間を埋めます。
写真の器は釉薬があまりかかっていないため、漆汚れが取れない場合があります。
工程全体を通して、汚れがつかないよう慎重に作業する必要があります。
そこでまず、ヒビの周囲にマスキングテープを貼ります。
次にマスキングテープの隙間に生漆を塗ります。
※使用前に筆先をエタノールでよく拭いてください。
※釉薬の薄い器はマスキングテープで保護するか、Lesson04と同様に黒呂色漆でヒビ埋めの工程を行ってください。
ひび割れが深い部分は生漆が染み込みやすいので、その部分に生漆を継ぎ足していきます。
まずは生漆を陶器の片面だけに塗って様子を見ましょう。
ヒビに漆がどこまで浸透しているかが分かります。
数分待つと徐々に反対側から漆が染み出てきます。
この器は釉薬がかかっていないため、そのままにしておくと漆が広がってシミの原因となる可能性があります。
ということで、アルコールで拭き取ります。
白く薄い釉薬の陶器にはシミが残る場合があるので、生漆ではなく黒呂色漆を使用した方が良いでしょう。
表側の漆も同様に拭き取ります。
漆を拭き取った後に、マスキングテープを剥がします。
深いヒビはズレないようにテープで固定するのが良いでしょう。
2. 生漆が固まるまで待つ
これでヒビ埋めの工程は完了です。生漆がしっかり固まるまで1週間ほど待ちます。
器は湿度70%程度、温度25℃程度の場所に保管してください。
- 注意
- 濡れたタオルを段ボール箱に入れて、適切な湿度を維持しながら保管するのもおすすめです
- エアコンなどを使用して、気温が低くならないようにする必要があります
- 特に気温が20℃以下になると漆が固まりにくくなりますので、作業後の温度と湿度の管理には十分ご注意くださ
道具の洗い方
漆がついた道具はエタノールを含ませたティッシュで拭き取ってください。
筆以外の道具はエタノールで拭き取れます。
筆の洗い方
使用後の筆は菜種油などの植物油で洗ってください。
アクリル板に出したオイルに筆を浸し、ティッシュで拭き取ります。
ティッシュに色がほとんどつかなくなるまで、この行程を繰り返します。
最後にキャップをして、筆に油が少し残った状態で保管してください。
最後に、アクリル板に残った油分をエタノールで完全に拭き取ります。
アクリル板に油が少しでも残っていると、次回の漆の硬化を妨げる可能性があります。
※漆によってかぶれが生じる場合がありますので、作業中は必ず手袋を着用してください。
※漆によって健康被害が発生した場合でも、当社は一切の責任を負いません。
1. ヒビに生漆を染み込ませる
器のヒビに生漆を流し込み、隙間を埋めます。
写真の器は釉薬があまりかかっていないため、漆汚れが取れない場合があります。
工程全体を通して、汚れがつかないよう慎重に作業する必要があります。
そこでまず、ヒビの周囲にマスキングテープを貼ります。
次にマスキングテープの隙間に生漆を塗ります。
※使用前に筆先をエタノールでよく拭いてください。
※釉薬の薄い器はマスキングテープで保護するか、Lesson04と同様に黒呂色漆でヒビ埋めの工程を行ってください。
ひび割れが深い部分は生漆が染み込みやすいので、その部分に生漆を継ぎ足していきます。
まずは生漆を陶器の片面だけに塗って様子を見ましょう。
ヒビに漆がどこまで浸透しているかが分かります。
数分待つと徐々に反対側から漆が染み出てきます。
この器は釉薬がかかっていないため、そのままにしておくと漆が広がってシミの原因となる可能性があります。
ということで、アルコールで拭き取ります。
白く薄い釉薬の陶器にはシミが残る場合があるので、生漆ではなく黒呂色漆を使用した方が良いでしょう。
表側の漆も同様に拭き取ります。
漆を拭き取った後に、マスキングテープを剥がします。
深いヒビはズレないようにテープで固定するのが良いでしょう。
2. 生漆が固まるまで待つ
これでヒビ埋めの工程は完了です。生漆がしっかり固まるまで1週間ほど待ちます。
器は湿度70%程度、温度25℃程度の場所に保管してください。
- 注意
- 濡れたタオルを段ボール箱に入れて、適切な湿度を維持しながら保管するのもおすすめです
- エアコンなどを使用して、気温が低くならないようにする必要があります
- 特に気温が20℃以下になると漆が固まりにくくなりますので、作業後の温度と湿度の管理には十分ご注意くださ
道具の洗い方
漆がついた道具はエタノールを含ませたティッシュで拭き取ってください。
筆以外の道具はエタノールで拭き取れます。
筆の洗い方
使用後の筆は菜種油などの植物油で洗ってください。
アクリル板に出したオイルに筆を浸し、ティッシュで拭き取ります。
ティッシュに色がほとんどつかなくなるまで、この行程を繰り返します。
最後にキャップをして、筆に油が少し残った状態で保管してください。
最後に、アクリル板に残った油分をエタノールで完全に拭き取ります。
アクリル板に油が少しでも残っていると、次回の漆の硬化を妨げる可能性があります。
1. 余分な生漆を削り落とす
周囲の余分な生漆をカッターで削り取り、アルコールで拭き取ります。
2.「刻苧漆」を作る
余分な生漆を取り除いた後、欠損部を「刻苧漆」で埋めていきます。
Basic編では木粉を使用しましたが、今回は別の作り方を紹介します。
厚塗りしても乾きやすく丈夫です。
- 刻苧漆の原料
- 砥粉:スプーンすり切り3杯
- 地の粉:スプーンすり切り1杯
- 水:スプーンすり切り1杯
- 生漆:スプーンすり切り2杯
- 刻苧綿:スプーンすり切り1杯
- ※0.1ml計量スプーン使用
まずば砥粉、地の粉、水をアクリル板の上で捏ねます。
そこに生漆を加えてヘラでよく練ります。
最後に刻苧綿を加えて練れば完成です。
刻苧漆は乾燥が早いので、できるだけ形を小さくしてヘラを上に置き、空気に触れないようにしてください。
3. 欠損部分に刻苧漆をのせる
欠損部分には刻苧漆を使います。
釉薬が薄い陶器の場合は、汚れを防ぐためマスキングテープを周囲に貼っておく必要があります。
刻苧漆を塗る際の厚さは1回あたり3mm程度にしてください。
あまり厚く塗りすぎると芯が固まらない場合があります。
欠けが4mm以上の深さの場合は、この手順を数回繰り返します。
刻苧漆が乾燥してしまったら再度作り直してください。
乾いた刻苧漆を無理やり塗ると後で剥がれやすくなってしまいます。
4. 漆が固まるまで待つ
刻苧漆が固まるまで数日待ちます。
刻苧漆で埋めきれなかった部分については、1~4の工程を繰り返します。
刻苧漆はあまり湿気を必要とせず硬化しますが、乾燥した場所などでは十分に硬化しない場合があります。
安全のため、湿度70%程度、温度25℃程度の場所に保管してください。
- 注意
- 濡れたタオルを段ボール箱に入れて、適切な湿度を維持しながら保管するのもおすすめです
- エアコンなどを使用して、気温が低くならないようにする必要があります
- 特に気温が20℃以下になると漆が固まりにくくなりますので、作業後の温度と湿度の管理には十分ご注意ください
5. 余分な刻苧漆を削り取る
欠けている部分がほとんど埋まったら、カッターで余分な刻苧漆を削り取ります。
薄い汚れはエタノールで拭き取ってください。
できるだけ元の器の形状に近づくように削りましょう。
足りない部分は次の工程で埋めていきますので、ここでは余分な部分を削って形を整えていきましょう。
6. 「錆漆」を作る
余分な刻苧漆を取り除いた後、細かい凹みを「錆漆」で埋めていきます。
- 錆漆の材料
- 砥粉:スプーンすり切り2杯
- 水:スプーンすり切り1杯
- 生漆:スプーンすり切り1杯
- ※0.1ml計量スプーン使用
まずアクリル板の上で砥粉と水を混ぜます。
そこに生漆を加えてヘラで捏ねます。
錆漆は乾燥が早いので、できるだけ形を小さくしてヘラを上に置き、空気に触れないようにしてください。
7. 錆漆を塗る
次に欠け部分の表面に錆漆を塗ります。
※釉薬の薄い陶器は汚れから守るためにマスキングテープで養生しましょう。
この工程の目的は表面を平らにすることなので、凹みが残らないように錆漆を塗ってください。
通常はヒビの溝にも錆漆を塗りますが、この陶器は汚れる可能性があるので、次の工程で黒呂色漆を塗って埋めていきましょう。
8. 漆が固まるまで待つ
錆漆が固まるまで数日待ちます。
錆漆はあまり湿気を必要とせず硬化しますが、乾燥した場所などでは十分に硬化しない場合があります。
念の為、湿度70%程度、温度25℃程度の場所に保管してください。
- 注意
- 大きな欠けを錆漆で埋めようとすると、錆漆の表面だけが乾燥して内部が半乾きになってしまうことがあります。溝の深さが1mm以上の場合は、欠け補修に使用する「刻苧漆」をご使用ください。
- 注意
- 濡れたタオルを段ボール箱に入れて、適切な湿度を維持しながら保管するのもおすすめです
- エアコンなどを使用して、気温が低くならないようにする必要があります
- 特に気温が20℃以下になると漆が固まりにくくなりますので、作業後の温度と湿度の管理には十分ご注意ください
道具の洗い方
漆がついた道具はエタノールを含ませたティッシュで拭き取ってください。
筆以外の道具はエタノールで拭き取れます。
1. 余分な生漆を削り落とす
周囲の余分な生漆をカッターで削り取り、アルコールで拭き取ります。
2.「刻苧漆」を作る
余分な生漆を取り除いた後、欠損部を「刻苧漆」で埋めていきます。
Basic編では木粉を使用しましたが、今回は別の作り方を紹介します。
厚塗りしても乾きやすく丈夫です。
- 刻苧漆の原料
- 砥粉:スプーンすり切り3杯
- 地の粉:スプーンすり切り1杯
- 水:スプーンすり切り1杯
- 生漆:スプーンすり切り2杯
- 刻苧綿:スプーンすり切り1杯
- ※0.1ml計量スプーン使用
まずば砥粉、地の粉、水をアクリル板の上で捏ねます。
そこに生漆を加えてヘラでよく練ります。
最後に刻苧綿を加えて練れば完成です。
刻苧漆は乾燥が早いので、できるだけ形を小さくしてヘラを上に置き、空気に触れないようにしてください。
3. 欠損部分に刻苧漆をのせる
欠損部分には刻苧漆を使います。
釉薬が薄い陶器の場合は、汚れを防ぐためマスキングテープを周囲に貼っておく必要があります。
刻苧漆を塗る際の厚さは1回あたり3mm程度にしてください。
あまり厚く塗りすぎると芯が固まらない場合があります。
欠けが4mm以上の深さの場合は、この手順を数回繰り返します。
刻苧漆が乾燥してしまったら再度作り直してください。
乾いた刻苧漆を無理やり塗ると後で剥がれやすくなってしまいます。
4. 漆が固まるまで待つ
刻苧漆が固まるまで数日待ちます。
刻苧漆で埋めきれなかった部分については、1~4の工程を繰り返します。
刻苧漆はあまり湿気を必要とせず硬化しますが、乾燥した場所などでは十分に硬化しない場合があります。
安全のため、湿度70%程度、温度25℃程度の場所に保管してください。
- 注意
- 濡れたタオルを段ボール箱に入れて、適切な湿度を維持しながら保管するのもおすすめです
- エアコンなどを使用して、気温が低くならないようにする必要があります
- 特に気温が20℃以下になると漆が固まりにくくなりますので、作業後の温度と湿度の管理には十分ご注意ください
5. 余分な刻苧漆を削り取る
欠けている部分がほとんど埋まったら、カッターで余分な刻苧漆を削り取ります。
薄い汚れはエタノールで拭き取ってください。
できるだけ元の器の形状に近づくように削りましょう。
足りない部分は次の工程で埋めていきますので、ここでは余分な部分を削って形を整えていきましょう。
6. 「錆漆」を作る
余分な刻苧漆を取り除いた後、細かい凹みを「錆漆」で埋めていきます。
- 錆漆の材料
- 砥粉:スプーンすり切り2杯
- 水:スプーンすり切り1杯
- 生漆:スプーンすり切り1杯
- ※0.1ml計量スプーン使用
まずアクリル板の上で砥粉と水を混ぜます。
そこに生漆を加えてヘラで捏ねます。
錆漆は乾燥が早いので、できるだけ形を小さくしてヘラを上に置き、空気に触れないようにしてください。
7. 錆漆を塗る
次に欠け部分の表面に錆漆を塗ります。
※釉薬の薄い陶器は汚れから守るためにマスキングテープで養生しましょう。
この工程の目的は表面を平らにすることなので、凹みが残らないように錆漆を塗ってください。
通常はヒビの溝にも錆漆を塗りますが、この陶器は汚れる可能性があるので、次の工程で黒呂色漆を塗って埋めていきましょう。
8. 漆が固まるまで待つ
錆漆が固まるまで数日待ちます。
錆漆はあまり湿気を必要とせず硬化しますが、乾燥した場所などでは十分に硬化しない場合があります。
念の為、湿度70%程度、温度25℃程度の場所に保管してください。
- 注意
- 大きな欠けを錆漆で埋めようとすると、錆漆の表面だけが乾燥して内部が半乾きになってしまうことがあります。溝の深さが1mm以上の場合は、欠け補修に使用する「刻苧漆」をご使用ください。
- 注意
- 濡れたタオルを段ボール箱に入れて、適切な湿度を維持しながら保管するのもおすすめです
- エアコンなどを使用して、気温が低くならないようにする必要があります
- 特に気温が20℃以下になると漆が固まりにくくなりますので、作業後の温度と湿度の管理には十分ご注意ください
道具の洗い方
漆がついた道具はエタノールを含ませたティッシュで拭き取ってください。
筆以外の道具はエタノールで拭き取れます。
1. 錆漆を削り取る
錆漆が固まったら、はみ出した部分をカッターで削り取り、継ぎ目を平らに整えます。
表面が大きくカッターで滑らかにするのが難しい場合は、サンドペーパーを使用してできるだけ表面を滑らかにします。
表面の汚れはエタノールを含ませたティッシュなどで、適宜拭き取ってください。
2.ヒビに溝を作る
カッターを使ってヒビに溝を作ります。
こうすることで後から塗る弁柄漆が剥がれるのを防ぎます。
カッターの刃を横に向けると、溝の幅が出しやすいのでおすすめです。
3. 継ぎ目に「弁柄漆」を塗る
準備ができたら弁柄漆を塗ります。
使用前に筆先をエタノールでよく拭いてください。
外側を先に塗ると、内側を塗る際に手が触れてしまう可能性があるため、内側から少しずつ塗ることをおすすめします。
表面の溝を埋めるように少し厚めに塗ります。
欠け部分には平筆を使用するのがおすすめです。
この工程は単に継ぎ目を塗るのではなく、表面の細かな凹凸に黒漆を流し込んで埋め、表面をさらに平らにするのが目的です。
「漆を塗る」というよりも「漆で隙間を埋める」というイメージで作業してください。
Lessson04では下塗りと中塗りに黒呂色漆、仕上げに弁柄漆を使用しましたが、銀継ぎの場合は、黒い下地に銀粉を蒔いた方が美しく見えるため、仕上げには黒呂色漆、下塗り中塗りには弁柄漆を使用します。
4. 漆が固まるまで待つ
弁柄漆を塗り終えたら、湿度の高い場所に器を保管して数日間待ちます。
また、温度や湿度が低すぎると固まりませんので、温度25℃、湿度70%程度を保ってください。
逆に湿度が80%以上と高すぎると漆が固まる際にシワが発生してしまうので良くありません。
- 注意
- 濡れたタオルを段ボール箱に入れて、適切な湿度を維持しながら保管するのもおすすめです
- エアコンなどを使用して、気温が低くならないようにする必要があります
- 特に気温が20℃以下になると漆が固まりにくくなりますので、作業後の温度と湿度の管理には十分ご注意ください
筆の洗い方
使用後の筆は菜種油などの植物油で洗ってください。
アクリル板に出したオイルに筆を浸し、ティッシュで拭き取ります。
ティッシュに色がほとんどつかなくなるまで、この行程を繰り返します。
最後にキャップをして、筆に油が少し残った状態で保管してください。
最後に、アクリル板に残った油分をエタノールで完全に拭き取ります。
アクリル板に油が少しでも残っていると、次回の漆の硬化を妨げる可能性があります。
1. 錆漆を削り取る
錆漆が固まったら、はみ出した部分をカッターで削り取り、継ぎ目を平らに整えます。
表面が大きくカッターで滑らかにするのが難しい場合は、サンドペーパーを使用してできるだけ表面を滑らかにします。
表面の汚れはエタノールを含ませたティッシュなどで、適宜拭き取ってください。
2.ヒビに溝を作る
カッターを使ってヒビに溝を作ります。
こうすることで後から塗る弁柄漆が剥がれるのを防ぎます。
カッターの刃を横に向けると、溝の幅が出しやすいのでおすすめです。
3. 継ぎ目に「弁柄漆」を塗る
準備ができたら弁柄漆を塗ります。
使用前に筆先をエタノールでよく拭いてください。
外側を先に塗ると、内側を塗る際に手が触れてしまう可能性があるため、内側から少しずつ塗ることをおすすめします。
表面の溝を埋めるように少し厚めに塗ります。
欠け部分には平筆を使用するのがおすすめです。
この工程は単に継ぎ目を塗るのではなく、表面の細かな凹凸に黒漆を流し込んで埋め、表面をさらに平らにするのが目的です。
「漆を塗る」というよりも「漆で隙間を埋める」というイメージで作業してください。
Lessson04では下塗りと中塗りに黒呂色漆、仕上げに弁柄漆を使用しましたが、銀継ぎの場合は、黒い下地に銀粉を蒔いた方が美しく見えるため、仕上げには黒呂色漆、下塗り中塗りには弁柄漆を使用します。
4. 漆が固まるまで待つ
弁柄漆を塗り終えたら、湿度の高い場所に器を保管して数日間待ちます。
また、温度や湿度が低すぎると固まりませんので、温度25℃、湿度70%程度を保ってください。
逆に湿度が80%以上と高すぎると漆が固まる際にシワが発生してしまうので良くありません。
- 注意
- 濡れたタオルを段ボール箱に入れて、適切な湿度を維持しながら保管するのもおすすめです
- エアコンなどを使用して、気温が低くならないようにする必要があります
- 特に気温が20℃以下になると漆が固まりにくくなりますので、作業後の温度と湿度の管理には十分ご注意ください
筆の洗い方
使用後の筆は菜種油などの植物油で洗ってください。
アクリル板に出したオイルに筆を浸し、ティッシュで拭き取ります。
ティッシュに色がほとんどつかなくなるまで、この行程を繰り返します。
最後にキャップをして、筆に油が少し残った状態で保管してください。
最後に、アクリル板に残った油分をエタノールで完全に拭き取ります。
アクリル板に油が少しでも残っていると、次回の漆の硬化を妨げる可能性があります。
1. 継ぎ目を研磨シートで磨く
下塗りの弁柄漆が乾いたら、柔らかい研磨シートを使って継ぎ目を磨きます。
柔らかい研磨シートは粒子が細かいので、直接磨いても釉薬を傷つけません。
ただし、金彩や絵付けは剥がれる可能性がありますので、事前にマスキングテープなどで保護してください。
継ぎ目が十分に平らになり、指で触れても凹凸が感じられなくなったらエタノールで拭きます。
2. 弁柄漆塗り
磨いてみると、溝やシワが残っていることがよくあります。
その場合はSTEP3と同様の手順で、再度弁柄漆を塗ってください。
使用前に筆先をエタノールでよく拭いてください。
溝やシワのある部分だけでなく、その部分全体を塗り直すことをお勧めします。
目に見えない溝がある可能性があるためです。
溝が目立つ場合は、黒呂色漆を少し厚めに塗って溝を埋めてください。
3. 漆が固まるまで待つ
弁柄漆を塗り終えたら、湿度の高い場所に保管して数日間待ちます。
温度や湿度が低すぎると漆が固まりませんので、温度25℃、湿度70%程度を保ってください。
逆に湿度が80%以上と高すぎると、漆が固まる際にシワが発生してしまうので良くありません。
- 注意
- 濡れたタオルを段ボール箱に入れて、適切な湿度を維持しながら保管するのもおすすめです
- エアコンなどを使用して、気温が低くならないようにする必要があります
- 特に気温が20℃以下になると漆が固まりにくくなりますので、作業後の温度と湿度の管理には十分ご注意ください
筆の洗い方
使用後の筆は菜種油などの植物油で洗ってください。
アクリル板に出したオイルに筆を浸し、ティッシュで拭き取ります。
ティッシュに色がほとんどつかなくなるまで、この行程を繰り返します。
最後にキャップをして、筆に油が少し残った状態で保管してください。
最後に、アクリル板に残った油分をエタノールで完全に拭き取ります。
アクリル板に油が少しでも残っていると、次回の漆の硬化を妨げる可能性があります。
1. 継ぎ目を研磨シートで磨く
下塗りの弁柄漆が乾いたら、柔らかい研磨シートを使って継ぎ目を磨きます。
柔らかい研磨シートは粒子が細かいので、直接磨いても釉薬を傷つけません。
ただし、金彩や絵付けは剥がれる可能性がありますので、事前にマスキングテープなどで保護してください。
継ぎ目が十分に平らになり、指で触れても凹凸が感じられなくなったらエタノールで拭きます。
2. 弁柄漆塗り
磨いてみると、溝やシワが残っていることがよくあります。
その場合はSTEP3と同様の手順で、再度弁柄漆を塗ってください。
使用前に筆先をエタノールでよく拭いてください。
溝やシワのある部分だけでなく、その部分全体を塗り直すことをお勧めします。
目に見えない溝がある可能性があるためです。
溝が目立つ場合は、黒呂色漆を少し厚めに塗って溝を埋めてください。
3. 漆が固まるまで待つ
弁柄漆を塗り終えたら、湿度の高い場所に保管して数日間待ちます。
温度や湿度が低すぎると漆が固まりませんので、温度25℃、湿度70%程度を保ってください。
逆に湿度が80%以上と高すぎると、漆が固まる際にシワが発生してしまうので良くありません。
- 注意
- 濡れたタオルを段ボール箱に入れて、適切な湿度を維持しながら保管するのもおすすめです
- エアコンなどを使用して、気温が低くならないようにする必要があります
- 特に気温が20℃以下になると漆が固まりにくくなりますので、作業後の温度と湿度の管理には十分ご注意ください
筆の洗い方
使用後の筆は菜種油などの植物油で洗ってください。
アクリル板に出したオイルに筆を浸し、ティッシュで拭き取ります。
ティッシュに色がほとんどつかなくなるまで、この行程を繰り返します。
最後にキャップをして、筆に油が少し残った状態で保管してください。
最後に、アクリル板に残った油分をエタノールで完全に拭き取ります。
アクリル板に油が少しでも残っていると、次回の漆の硬化を妨げる可能性があります。
1. 継ぎ目を研磨シートで磨く
中塗りの弁柄漆が乾いたら、柔らかい研磨シートを使って継ぎ目を磨きます。
柔らかい研磨シートは粒子が細かいので、直接磨いても釉薬を傷つけません。
ただし、金彩や絵付けは剥がれる可能性がありますので、事前にマスキングテープなどで保護してください。
継ぎ目が十分に平らになり、指で触れても凹凸が感じられなくなったらエタノールで拭きます。
2. ベンガラ漆塗り
2回塗っても、まだ少し溝やシワが残っていることがよくあります。
これらを埋めるためにもう一度弁柄漆を塗ります。
- Tips
- この手順では3回の塗り工程を行っていますが、基本的には継ぎ目が平らになるまで塗装工程を繰り返します。逆に下塗りの時点で綺麗に仕上がっている場合は中塗り以降の工程を行わない場合もあります。
使用前に筆先をエタノールでよく拭いてください。
溝やシワのある部分だけでなく、その部分全体を塗り直すことをお勧めします。
目に見えない微細な溝がある可能性があるためです。
溝が目立つ場合は、弁柄漆を少し厚めに塗って溝を埋めてください。
3. 漆が固まるまで待つ
弁柄漆を塗り終えたら、湿度の高い場所に器を保管して数日間待ちます。
温度や湿度が低すぎると漆が固まりませんので、温度25℃、湿度70%程度を保ってください。
逆に湿度が80%以上と高すぎると、漆が固まる際にシワが発生してしまうので良くありません。
- 注意
- 濡れたタオルを段ボール箱に入れて、適切な湿度を維持しながら保管するのもおすすめです
- エアコンなどを使用して、気温が低くならないようにする必要があります
- 特に気温が20℃以下になると漆が固まりにくくなりますので、作業後の温度と湿度の管理には十分ご注意ください
筆の洗い方
使用後の筆は菜種油などの植物油で洗ってください。
アクリル板に出したオイルに筆を浸し、ティッシュで拭き取ります。
ティッシュに色がほとんどつかなくなるまで、この行程を繰り返します。
最後にキャップをして、筆に油が少し残った状態で保管してください。
最後に、アクリル板に残った油分をエタノールで完全に拭き取ります。
アクリル板に油が少しでも残っていると、次回の漆の硬化を妨げる可能性があります。
1. 継ぎ目を研磨シートで磨く
中塗りの弁柄漆が乾いたら、柔らかい研磨シートを使って継ぎ目を磨きます。
柔らかい研磨シートは粒子が細かいので、直接磨いても釉薬を傷つけません。
ただし、金彩や絵付けは剥がれる可能性がありますので、事前にマスキングテープなどで保護してください。
継ぎ目が十分に平らになり、指で触れても凹凸が感じられなくなったらエタノールで拭きます。
2. ベンガラ漆塗り
2回塗っても、まだ少し溝やシワが残っていることがよくあります。
これらを埋めるためにもう一度弁柄漆を塗ります。
- Tips
- この手順では3回の塗り工程を行っていますが、基本的には継ぎ目が平らになるまで塗装工程を繰り返します。逆に下塗りの時点で綺麗に仕上がっている場合は中塗り以降の工程を行わない場合もあります。
使用前に筆先をエタノールでよく拭いてください。
溝やシワのある部分だけでなく、その部分全体を塗り直すことをお勧めします。
目に見えない微細な溝がある可能性があるためです。
溝が目立つ場合は、弁柄漆を少し厚めに塗って溝を埋めてください。
3. 漆が固まるまで待つ
弁柄漆を塗り終えたら、湿度の高い場所に器を保管して数日間待ちます。
温度や湿度が低すぎると漆が固まりませんので、温度25℃、湿度70%程度を保ってください。
逆に湿度が80%以上と高すぎると、漆が固まる際にシワが発生してしまうので良くありません。
- 注意
- 濡れたタオルを段ボール箱に入れて、適切な湿度を維持しながら保管するのもおすすめです
- エアコンなどを使用して、気温が低くならないようにする必要があります
- 特に気温が20℃以下になると漆が固まりにくくなりますので、作業後の温度と湿度の管理には十分ご注意ください
筆の洗い方
使用後の筆は菜種油などの植物油で洗ってください。
アクリル板に出したオイルに筆を浸し、ティッシュで拭き取ります。
ティッシュに色がほとんどつかなくなるまで、この行程を繰り返します。
最後にキャップをして、筆に油が少し残った状態で保管してください。
最後に、アクリル板に残った油分をエタノールで完全に拭き取ります。
アクリル板に油が少しでも残っていると、次回の漆の硬化を妨げる可能性があります。
1. 継ぎ目を磨く
弁柄漆が乾いたら、研磨シートを使って継ぎ目を磨きます。
柔らかい研磨シートは粒子が細かいので、直接磨いても釉薬を傷つけません。
ただし金彩や絵付けは剥がれる可能性がありますので、事前にマスキングテープなどで保護してください。
継ぎ目に指で触れても凹凸が感じられないほど平らになったら、エタノールで全体を拭きます。
2. 黒呂色漆を薄く塗る
継ぎ目が整ったら、銀粉を蒔く準備をします。
まず、継ぎ目に黒呂色漆を「薄く」塗ります。
あまり厚く塗りすぎると銀粉が黒呂色漆に沈んでしまいますので注意してください。
- 薄く塗るコツ
- 筆先に黒呂色漆を少しつけます
- 筆をゆっくりと動かします
- 黒呂色漆が足りなくなるまでは、黒呂色漆を継ぎ足さないでください。頻繁に黒呂色漆を付け足すと、厚塗りになりすぎてしまいます
3. 継ぎ目に銀粉を蒔く
黒呂色漆を塗った後、銀粉を塗ります。
Basicチュートリアルでは最初から真綿を使用しましたが、今回は最初にあしらい毛棒を使用します。
まずは毛先に銀粉をたっぷりとつけます。
次に、筆を軽くたたいて継ぎ目の周りに銀粉を落とします。
周囲の粉をブラシで払いながら、継ぎ目に銀粉を蒔きます。
この時、漆を毛先で触らないように注意してください。
漆に触れるのは、毛先で動かした金粉だけです。
一度銀粉が蒔かれた場所は多少毛先で触れても大丈夫ですが、筆を少し寝かせて、継ぎ目にそっと触れるようにしてください。
全体に銀粉を馴染ませたら、次は綿で仕上げます。
綿に銀粉をたっぷりと含ませ、継ぎ目の上で小さな円を描くように動かします。
こうすることで光沢が増します。
- Tips
- 綿自体が漆に触れないように注意してください
- 綿上の銀粉のみが漆に触れているのが理想的です
- できるだけ力を入れずに優しく塗るのがポイントです
4. 漆が固まるまで待つ
塗り終わったら、湿度の高い場所に保管して数日間待ちます。
温度や湿度が低すぎると漆が固まりませんので、温度25℃、湿度70%程度を保ってください。
逆に湿度が80%以上と高すぎると、漆が固まる際にシワが発生してしまうので良くありません。
- Tips
- あしらい毛棒を洗うときは、油ではなくエタノールで拭いてください。
- 注意
- 濡れたタオルを段ボール箱に入れて、適切な湿度を維持しながら保管するのもおすすめです
- エアコンなどを使用して、気温が低くならないようにする必要があります
- 特に気温が20℃以下になると漆が固まりにくくなりますので、作業後の温度と湿度の管理には十分ご注意ください
5. 完成
漆室で1~2週間置くと黒呂色漆が固まり、継ぎ目に銀粉が定着します。
表面をウェットティッシュで拭き取れば完了です。
このときエタノールではなく水で拭きます。
エタノールで拭くと銀粉も取れる場合があります。
1. 継ぎ目を磨く
弁柄漆が乾いたら、研磨シートを使って継ぎ目を磨きます。
柔らかい研磨シートは粒子が細かいので、直接磨いても釉薬を傷つけません。
ただし金彩や絵付けは剥がれる可能性がありますので、事前にマスキングテープなどで保護してください。
継ぎ目に指で触れても凹凸が感じられないほど平らになったら、エタノールで全体を拭きます。
2. 黒呂色漆を薄く塗る
継ぎ目が整ったら、銀粉を蒔く準備をします。
まず、継ぎ目に黒呂色漆を「薄く」塗ります。
あまり厚く塗りすぎると銀粉が黒呂色漆に沈んでしまいますので注意してください。
- 薄く塗るコツ
- 筆先に黒呂色漆を少しつけます
- 筆をゆっくりと動かします
- 黒呂色漆が足りなくなるまでは、黒呂色漆を継ぎ足さないでください。頻繁に黒呂色漆を付け足すと、厚塗りになりすぎてしまいます
3. 継ぎ目に銀粉を蒔く
黒呂色漆を塗った後、銀粉を塗ります。
Basicチュートリアルでは最初から真綿を使用しましたが、今回は最初にあしらい毛棒を使用します。
まずは毛先に銀粉をたっぷりとつけます。
次に、筆を軽くたたいて継ぎ目の周りに銀粉を落とします。
周囲の粉をブラシで払いながら、継ぎ目に銀粉を蒔きます。
この時、漆を毛先で触らないように注意してください。
漆に触れるのは、毛先で動かした金粉だけです。
一度銀粉が蒔かれた場所は多少毛先で触れても大丈夫ですが、筆を少し寝かせて、継ぎ目にそっと触れるようにしてください。
全体に銀粉を馴染ませたら、次は綿で仕上げます。
綿に銀粉をたっぷりと含ませ、継ぎ目の上で小さな円を描くように動かします。
こうすることで光沢が増します。
- Tips
- 綿自体が漆に触れないように注意してください
- 綿上の銀粉のみが漆に触れているのが理想的です
- できるだけ力を入れずに優しく塗るのがポイントです
4. 漆が固まるまで待つ
塗り終わったら、湿度の高い場所に保管して数日間待ちます。
温度や湿度が低すぎると漆が固まりませんので、温度25℃、湿度70%程度を保ってください。
逆に湿度が80%以上と高すぎると、漆が固まる際にシワが発生してしまうので良くありません。
- Tips
- あしらい毛棒を洗うときは、油ではなくエタノールで拭いてください。
- 注意
- 濡れたタオルを段ボール箱に入れて、適切な湿度を維持しながら保管するのもおすすめです
- エアコンなどを使用して、気温が低くならないようにする必要があります
- 特に気温が20℃以下になると漆が固まりにくくなりますので、作業後の温度と湿度の管理には十分ご注意ください
5. 完成
漆室で1~2週間置くと黒呂色漆が固まり、継ぎ目に銀粉が定着します。
表面をウェットティッシュで拭き取れば完了です。
このときエタノールではなく水で拭きます。
エタノールで拭くと銀粉も取れる場合があります。
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