Lesson 04: 複合的な破損

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Step0 | 下準備

※漆によってかぶれが生じる場合がありますので、作業中は必ず手袋を着用してください。

※漆による健康被害が発生した場合でも、当社は一切の責任を負いません。

1. 目止め

修理を始める前に染み対策を行いましょう。

磁器の場合はあまり心配ありませんが、陶器の場合は釉薬がしっかりかかっていても内部に漆が染み込みやすい場合があります。

このとおり、白い陶器では特に汚れが目立ちます。

これらの汚れは「目止め」を施すことで、ある程度防ぐことができます。

まず、鍋に陶器が完全に浸るくらいの水を入れます。

次に薄力粉を加えます。

水1000mlに対して、小麦粉20gの割合で入れます。

ダマができないようにふるいを使用してください。

次に、修理する陶器を鍋に入れて弱火〜中火で沸騰させます。

小麦粉が底に沈まないようにかき混ぜます。

沸騰したら弱火で20分ほど煮ます。

20分経ったら火を止め、水が冷めるまで数時間待ちます。

水が室温まで冷えたら、陶器を取り出します。

ぬめりがなくなるまで水で洗います。

一晩放置して完全に乾燥させます。

これで「目止め」完了です。

Step0 | 下準備

※漆によってかぶれが生じる場合がありますので、作業中は必ず手袋を着用してください。

※漆による健康被害が発生した場合でも、当社は一切の責任を負いません。

1. 目止め

修理を始める前に染み対策を行いましょう。

磁器の場合はあまり心配ありませんが、陶器の場合は釉薬がしっかりかかっていても内部に漆が染み込みやすい場合があります。

このとおり、白い陶器では特に汚れが目立ちます。

これらの汚れは「目止め」を施すことで、ある程度防ぐことができます。

まず、鍋に陶器が完全に浸るくらいの水を入れます。

次に薄力粉を加えます。

水1000mlに対して、小麦粉20gの割合で入れます。

ダマができないようにふるいを使用してください。

次に、修理する陶器を鍋に入れて弱火〜中火で沸騰させます。

小麦粉が底に沈まないようにかき混ぜます。

沸騰したら弱火で20分ほど煮ます。

20分経ったら火を止め、水が冷めるまで数時間待ちます。

水が室温まで冷えたら、陶器を取り出します。

ぬめりがなくなるまで水で洗います。

一晩放置して完全に乾燥させます。

これで「目止め」完了です。

Step1 | 亀裂の埋め

1. 黒呂色漆を塗る

写真の陶器には、欠けとヒビが混在しています。

まずはヒビを埋めましょう。

Basic編では生漆を染み込ませましたが、今回は黒呂色漆を使います。黒漆は粘度が高く陶器の内側へ染み込みづらいからです。

ひびの線をなぞるように黒漆を塗ります。

※使用前に筆先をエタノールでよく拭いてください。

線の中央に見える黒い筋は、ヒビの溝が埋められていない証拠です。

この部分は再度塗りましょう。

それでも溝が残る場合は、それ以上塗らずそのままにしておいてください。

黒呂色漆を一度に何度も塗り重ねると染みの原因になるため、深いひびは何日かに分けて塗り重ねて埋めましょう。

2. 漆が固まるまで待つ

ひび割れの反対側も同様に埋め終えたら、温度25℃、湿度75%程度で保管してください。

  • 注意
  • 濡れたタオルを段ボール箱に入れて、適切な湿度を維持しながら保管するのもおすすめです
  • エアコンなどを使用して、気温が低くならないようにする必要があります
  • 特に気温が20℃以下になると漆が固まりにくくなりますので、作業後の温度と湿度の管理には十分ご注意ください

3. 再度黒呂色漆を塗る

数日経ち漆が固まった際、線の中央黒い筋が見える場合は、ヒビを埋めきれていない状態です。

これらの溝が見える場合は、再度ヒビ埋めの工程を行う必要があります。

その前に、カッターを使用して前回の黒呂色漆を取り除きます。

余分な黒呂色漆を削り落としたら、再度黒呂色漆を塗ります。

黒い筋が見えなくなるまで、この作業を繰り返しましょう。

筆の洗い方

使用後の筆は菜種油などの植物油で洗ってください。

アクリル板に出したオイルに筆を浸し、ティッシュで拭き取ります。

ティッシュに色がほとんどつかなくなるまで、この行程を繰り返します。

最後にキャップをして、筆に油が少し残った状態で保管してください。

最後に、アクリル板に残った油分をエタノールで完全に拭き取ります。

アクリル板に油が少しでも残っていると、次回の漆の硬化を妨げる可能性があります。

Step1 | 亀裂の埋め

1. 黒呂色漆を塗る

写真の陶器には、欠けとヒビが混在しています。

まずはヒビを埋めましょう。

Basic編では生漆を染み込ませましたが、今回は黒呂色漆を使います。黒漆は粘度が高く陶器の内側へ染み込みづらいからです。

ひびの線をなぞるように黒漆を塗ります。

※使用前に筆先をエタノールでよく拭いてください。

線の中央に見える黒い筋は、ヒビの溝が埋められていない証拠です。

この部分は再度塗りましょう。

それでも溝が残る場合は、それ以上塗らずそのままにしておいてください。

黒呂色漆を一度に何度も塗り重ねると染みの原因になるため、深いひびは何日かに分けて塗り重ねて埋めましょう。

2. 漆が固まるまで待つ

ひび割れの反対側も同様に埋め終えたら、温度25℃、湿度75%程度で保管してください。

  • 注意
  • 濡れたタオルを段ボール箱に入れて、適切な湿度を維持しながら保管するのもおすすめです
  • エアコンなどを使用して、気温が低くならないようにする必要があります
  • 特に気温が20℃以下になると漆が固まりにくくなりますので、作業後の温度と湿度の管理には十分ご注意ください

3. 再度黒呂色漆を塗る

数日経ち漆が固まった際、線の中央黒い筋が見える場合は、ヒビを埋めきれていない状態です。

これらの溝が見える場合は、再度ヒビ埋めの工程を行う必要があります。

その前に、カッターを使用して前回の黒呂色漆を取り除きます。

余分な黒呂色漆を削り落としたら、再度黒呂色漆を塗ります。

黒い筋が見えなくなるまで、この作業を繰り返しましょう。

筆の洗い方

使用後の筆は菜種油などの植物油で洗ってください。

アクリル板に出したオイルに筆を浸し、ティッシュで拭き取ります。

ティッシュに色がほとんどつかなくなるまで、この行程を繰り返します。

最後にキャップをして、筆に油が少し残った状態で保管してください。

最後に、アクリル板に残った油分をエタノールで完全に拭き取ります。

アクリル板に油が少しでも残っていると、次回の漆の硬化を妨げる可能性があります。

Step2 | 接着

1. 欠け部分の面取り

まず、Basicチュートリアルと同様に、ダイヤモンドヤスリで破片の面取りをしましょう。

面取りすることで継ぎ目に溝ができ、漆が継ぎ目に定着します。

力を入れすぎると表面が欠けてしまいますので、ご注意ください。

ヒビの部分にも溝が必要です。

Basicチュートリアルと同様に、カッターを使用して溝を作成します。

カッターの刃を横に向けると、溝の幅が出しやすいのでおすすめです。

2.「麦漆」を作る

破片の面取りが完了したら接着します。

接着には、薄力粉と水と生漆を混ぜた「麦漆」を使います。

  • 麦漆の材料
  • 薄力粉:スプーンすり切り1杯
  • 水:スプーンすり切り1杯(少し少なめ)
  • 生漆:スプーンすり切り2杯
  • ※0.1ml計量スプーン使用

まずアクリル板の上で、薄力粉と水をパン生地のような状態になるまでこねます。

水っぽい場合はもう一度作り直してください。

そこに生漆を加えてヘラでよく練ります。

表面が滑らかになり、伸びが良くなったら「麦漆」の完成です。

伸びが悪い場合は生漆を少しずつ加えて調整してください。

3. マスキングテープを準備する

接着時に使用するマスキングテープをちぎっておきましょう。

陶磁器の大きさや破片の数にもよりますが、一度に10枚程度用意しておきましょう。(接着時にテープをちぎるのは大変なので)

また、釉薬の薄い部分は事前にマスキングテープなどで保護しておいてください。

4. 接着する

それでは破片を接着しましょう。

まずは破片の断面に麦漆を薄く塗ります。

※釉薬が薄い陶器や漆が滲みやすい陶器の場合は、あらかじめ接合部付近をマスキングテープなどで保護してください。

全ての破片の断面に麦漆を塗ったら、順番に接着していきます。

ズレのないように圧着させるのが大切です。

また、隙間や段差が生じないように注意してください。

5. マスキングテープで固定する

破片の1つを接着したら、すぐにマスキングテープを貼り付けて固定します。

こうすることで完全に接着されるまで、ピースが互いにずれるのを防げます。

6. 麦漆が固まるまで待つ

これで接着工程は完了です。麦漆がしっかり固まるまで1週間ほど待ちます。

麦漆はあまり湿気を必要とせず硬化しますが、乾燥した場所などでは十分に硬化しない場合があります。

念の為、湿度70%程度、温度25℃程度の場所に保管してください。

  • 注意
  • 濡れたタオルを段ボール箱に入れて、適切な湿度を維持しながら保管するのもおすすめです
  • エアコンなどを使用して、気温が低くならないようにする必要があります
  • 特に気温が20℃以下になると漆が固まりにくくなりますので、作業後の温度と湿度の管理には十分ご注意ください

道具の洗い方

漆がついた道具はエタノールを含ませたティッシュで拭き取ってください。

筆以外の道具はエタノールで拭き取れます。

Step2 | 接着

1. 欠け部分の面取り

まず、Basicチュートリアルと同様に、ダイヤモンドヤスリで破片の面取りをしましょう。

面取りすることで継ぎ目に溝ができ、漆が継ぎ目に定着します。

力を入れすぎると表面が欠けてしまいますので、ご注意ください。

ヒビの部分にも溝が必要です。

Basicチュートリアルと同様に、カッターを使用して溝を作成します。

カッターの刃を横に向けると、溝の幅が出しやすいのでおすすめです。

2.「麦漆」を作る

破片の面取りが完了したら接着します。

接着には、薄力粉と水と生漆を混ぜた「麦漆」を使います。

  • 麦漆の材料
  • 薄力粉:スプーンすり切り1杯
  • 水:スプーンすり切り1杯(少し少なめ)
  • 生漆:スプーンすり切り2杯
  • ※0.1ml計量スプーン使用

まずアクリル板の上で、薄力粉と水をパン生地のような状態になるまでこねます。

水っぽい場合はもう一度作り直してください。

そこに生漆を加えてヘラでよく練ります。

表面が滑らかになり、伸びが良くなったら「麦漆」の完成です。

伸びが悪い場合は生漆を少しずつ加えて調整してください。

3. マスキングテープを準備する

接着時に使用するマスキングテープをちぎっておきましょう。

陶磁器の大きさや破片の数にもよりますが、一度に10枚程度用意しておきましょう。(接着時にテープをちぎるのは大変なので)

また、釉薬の薄い部分は事前にマスキングテープなどで保護しておいてください。

4. 接着する

それでは破片を接着しましょう。

まずは破片の断面に麦漆を薄く塗ります。

※釉薬が薄い陶器や漆が滲みやすい陶器の場合は、あらかじめ接合部付近をマスキングテープなどで保護してください。

全ての破片の断面に麦漆を塗ったら、順番に接着していきます。

ズレのないように圧着させるのが大切です。

また、隙間や段差が生じないように注意してください。

5. マスキングテープで固定する

破片の1つを接着したら、すぐにマスキングテープを貼り付けて固定します。

こうすることで完全に接着されるまで、ピースが互いにずれるのを防げます。

6. 麦漆が固まるまで待つ

これで接着工程は完了です。麦漆がしっかり固まるまで1週間ほど待ちます。

麦漆はあまり湿気を必要とせず硬化しますが、乾燥した場所などでは十分に硬化しない場合があります。

念の為、湿度70%程度、温度25℃程度の場所に保管してください。

  • 注意
  • 濡れたタオルを段ボール箱に入れて、適切な湿度を維持しながら保管するのもおすすめです
  • エアコンなどを使用して、気温が低くならないようにする必要があります
  • 特に気温が20℃以下になると漆が固まりにくくなりますので、作業後の温度と湿度の管理には十分ご注意ください

道具の洗い方

漆がついた道具はエタノールを含ませたティッシュで拭き取ってください。

筆以外の道具はエタノールで拭き取れます。

Step3 | 欠損部の形成

1. 余分な麦漆を削り取る

接着がしっかり完了したら、エタノールを含ませたティッシュで器の表面の汚れを拭き取ります。

固い麦漆が表面にはみ出したままの場合は、カッターで削り落としてください。

2.「刻苧漆」を作る

余分な麦漆を取り除いた後、足りない部分を「刻苧漆」で埋めていきます。

Basic編では木粉を使用しましたが、今回は別の作り方をご紹介します。厚塗りしても乾きやすく丈夫です。

  • 刻苧漆の原料
  • 砥粉:スプーンすり切り3杯
  • 地の粉:スプーンすり切り1杯
  • 水:スプーンすり切り1杯
  • 生漆:スプーンすり切り2杯
  • 刻苧綿:スプーンすり切り1杯
  • ※0.1ml計量スプーン使用

まずば砥粉、地の粉、水をアクリル板の上で捏ねます。

そこに生漆を加えてヘラでよく練ります。

最後に刻苧綿を加えて練れば完成です。

刻苧漆は乾燥が早いので、できるだけ形を小さくしてヘラを上に置き、空気に触れないようにしてください

3. 欠損部分に刻苧漆をつける

欠損部分には刻苧漆を使います。

釉薬が薄い陶器の場合は、汚れを防ぐためマスキングテープを周囲に貼っておく必要があります。

刻苧漆を塗る際の厚さは1回あたり3mm程度にしてください。

あまり厚く塗りすぎると芯が固まらない場合があります。

欠けが4mm以上の深さの場合は、この手順を数回繰り返します。

刻苧漆が乾燥してしまったら再度作り直してください。

乾いた刻苧漆を無理やり塗ると後でとれやすくなってしまいます。

4. 漆が固まるまで待つ

刻苧漆が固まるまで数日待ちます。

刻苧漆で埋めきれなかった部分については、1~4の工程を繰り返します。

刻苧漆はあまり湿気を必要とせず硬化しますが、乾燥した場所などでは十分に硬化しない場合があります。

念の為、湿度70%程度、温度25℃程度の場所に保管してください。

  • 注意
  • 濡れたタオルを段ボール箱に入れて、適切な湿度を維持しながら保管するのもおすすめです
  • エアコンなどを使用して、気温が低くならないようにする必要があります
  • 特に気温が20℃以下になると漆が固まりにくくなりますので、作業後の温度と湿度の管理には十分ご注意ください

5. 余分な刻苧漆を削り取る

欠けている部分がほとんど埋まったら、カッターで余分な刻苧漆を削り取ります。

薄い汚れはエタノールで拭き取ってください。

できるだけ元の器の形状に近づけるように削りましょう。

足りない部分は次の工程で埋めていきますので、ここでは余分な部分を削って形を整えていきましょう。

6. 「錆漆」を作る

余分な刻苧漆を取り除いた後、細かい凹みを「錆漆」で埋めていきます。

  • 錆漆の材料
  • 砥粉:スプーンすり切り2杯
  • 水:スプーンすり切り1杯
  • 生漆:スプーンすり切り1杯
  • ※0.1ml計量スプーン使用

まずアクリル板の上で砥粉と水を混ぜます。

そこに生漆を加えてヘラで捏ねます。

錆漆は乾燥が早いので、できるだけ形を小さくしてヘラを上に置き、空気に触れないようにしてください。

7. 錆漆を塗る

次に欠け部分の表面に錆漆を塗ります。

※釉薬の薄い陶器は汚れを防止するためにマスキングテープをご使用ください。

この工程の目的は表面を平らにすることです。ですので、凹みが残らないように錆漆を塗ってください。

通常はヒビの溝にも錆漆を塗りますが、この陶器は汚れる可能性があるので、次の工程で黒呂色漆を塗って埋めていきます。

8. 漆が固まるまで待つ

錆漆が固まるまで数日待ちます。

錆漆はあまり湿気を必要とせず硬化しますが、乾燥した場所などでは十分に硬化しない場合があります。

念の為、湿度70%程度、温度25℃程度の場所に保管してください。

  • 注意
  • 大きな欠けを錆漆で埋めようとすると、錆漆の表面だけが乾燥して内部が半乾きでぶよぶよになってしまうことがあります。溝の深さが1mm以上の場合は、欠け補修に使用する「刻苧漆」をご使用ください。

  • 注意
  • 濡れたタオルを段ボール箱に入れて、適切な湿度を維持しながら保管するのもおすすめです
  • エアコンなどを使用して、気温が低くならないようにする必要があります
  • 特に気温が20℃以下になると漆が固まりにくくなりますので、作業後の温度と湿度の管理には十分ご注意ください

道具の洗い方

漆がついた道具はエタノールを含ませたティッシュで拭き取ってください。

筆以外の道具はエタノールで拭き取れます。

Step3 | 欠損部の形成

1. 余分な麦漆を削り取る

接着がしっかり完了したら、エタノールを含ませたティッシュで器の表面の汚れを拭き取ります。

固い麦漆が表面にはみ出したままの場合は、カッターで削り落としてください。

2.「刻苧漆」を作る

余分な麦漆を取り除いた後、足りない部分を「刻苧漆」で埋めていきます。

Basic編では木粉を使用しましたが、今回は別の作り方をご紹介します。厚塗りしても乾きやすく丈夫です。

  • 刻苧漆の原料
  • 砥粉:スプーンすり切り3杯
  • 地の粉:スプーンすり切り1杯
  • 水:スプーンすり切り1杯
  • 生漆:スプーンすり切り2杯
  • 刻苧綿:スプーンすり切り1杯
  • ※0.1ml計量スプーン使用

まずば砥粉、地の粉、水をアクリル板の上で捏ねます。

そこに生漆を加えてヘラでよく練ります。

最後に刻苧綿を加えて練れば完成です。

刻苧漆は乾燥が早いので、できるだけ形を小さくしてヘラを上に置き、空気に触れないようにしてください

3. 欠損部分に刻苧漆をつける

欠損部分には刻苧漆を使います。

釉薬が薄い陶器の場合は、汚れを防ぐためマスキングテープを周囲に貼っておく必要があります。

刻苧漆を塗る際の厚さは1回あたり3mm程度にしてください。

あまり厚く塗りすぎると芯が固まらない場合があります。

欠けが4mm以上の深さの場合は、この手順を数回繰り返します。

刻苧漆が乾燥してしまったら再度作り直してください。

乾いた刻苧漆を無理やり塗ると後でとれやすくなってしまいます。

4. 漆が固まるまで待つ

刻苧漆が固まるまで数日待ちます。

刻苧漆で埋めきれなかった部分については、1~4の工程を繰り返します。

刻苧漆はあまり湿気を必要とせず硬化しますが、乾燥した場所などでは十分に硬化しない場合があります。

念の為、湿度70%程度、温度25℃程度の場所に保管してください。

  • 注意
  • 濡れたタオルを段ボール箱に入れて、適切な湿度を維持しながら保管するのもおすすめです
  • エアコンなどを使用して、気温が低くならないようにする必要があります
  • 特に気温が20℃以下になると漆が固まりにくくなりますので、作業後の温度と湿度の管理には十分ご注意ください

5. 余分な刻苧漆を削り取る

欠けている部分がほとんど埋まったら、カッターで余分な刻苧漆を削り取ります。

薄い汚れはエタノールで拭き取ってください。

できるだけ元の器の形状に近づけるように削りましょう。

足りない部分は次の工程で埋めていきますので、ここでは余分な部分を削って形を整えていきましょう。

6. 「錆漆」を作る

余分な刻苧漆を取り除いた後、細かい凹みを「錆漆」で埋めていきます。

  • 錆漆の材料
  • 砥粉:スプーンすり切り2杯
  • 水:スプーンすり切り1杯
  • 生漆:スプーンすり切り1杯
  • ※0.1ml計量スプーン使用

まずアクリル板の上で砥粉と水を混ぜます。

そこに生漆を加えてヘラで捏ねます。

錆漆は乾燥が早いので、できるだけ形を小さくしてヘラを上に置き、空気に触れないようにしてください。

7. 錆漆を塗る

次に欠け部分の表面に錆漆を塗ります。

※釉薬の薄い陶器は汚れを防止するためにマスキングテープをご使用ください。

この工程の目的は表面を平らにすることです。ですので、凹みが残らないように錆漆を塗ってください。

通常はヒビの溝にも錆漆を塗りますが、この陶器は汚れる可能性があるので、次の工程で黒呂色漆を塗って埋めていきます。

8. 漆が固まるまで待つ

錆漆が固まるまで数日待ちます。

錆漆はあまり湿気を必要とせず硬化しますが、乾燥した場所などでは十分に硬化しない場合があります。

念の為、湿度70%程度、温度25℃程度の場所に保管してください。

  • 注意
  • 大きな欠けを錆漆で埋めようとすると、錆漆の表面だけが乾燥して内部が半乾きでぶよぶよになってしまうことがあります。溝の深さが1mm以上の場合は、欠け補修に使用する「刻苧漆」をご使用ください。

  • 注意
  • 濡れたタオルを段ボール箱に入れて、適切な湿度を維持しながら保管するのもおすすめです
  • エアコンなどを使用して、気温が低くならないようにする必要があります
  • 特に気温が20℃以下になると漆が固まりにくくなりますので、作業後の温度と湿度の管理には十分ご注意ください

道具の洗い方

漆がついた道具はエタノールを含ませたティッシュで拭き取ってください。

筆以外の道具はエタノールで拭き取れます。

Step4 | 下塗り

1. 錆漆を削り取る

錆漆が固まったら、はみ出した部分をカッターで削り取り、継ぎ目を平らに整えます。

表面が大きくカッターで滑らかにするのが難しい場合は、紙やすりを使用してできるだけ表面を滑らかにします。

表面の汚れはエタノールを含ませたティッシュなどで、適宜拭き取ってください。

2. 継ぎ目に「黒呂色漆」を塗る

継ぎ目の表面が滑らかになったら黒呂色漆を塗ります。

ご使用前に筆先をエタノールでよく拭いてください。

外側を先に塗ると、内側を塗る際に手が触れてしまう可能性があるため、内側から少しずつ塗ることをおすすめします。

表面の溝を埋めるように少し厚めに塗ります。

欠け部分には平筆を使うのがおすすめです。

この工程は単に継ぎ目を塗るのではなく、表面の細かな凹凸に黒漆を流し込んで埋め、表面をさらに平らにするのが目的です。

「漆を塗る」というよりも「漆で隙間を埋める」というイメージで作業してください。

3. 漆が固まるまで待つ

黒呂色漆を塗り終えたら、湿度の高い場所に器を保管して数日間待ちます。

また、温度や湿度が低すぎると固まりませんので、温度25℃、湿度70%程度を保ってください。

逆に湿度が80%以上と高すぎると漆が固まる際にシワが発生してしまうので良くありません。

  • 注意
  • 濡れたタオルを段ボール箱に入れて、適切な湿度を維持しながら保管するのもおすすめです
  • エアコンなどを使用して、気温が低くならないようにする必要があります
  • 特に気温が20℃以下になると漆が固まりにくくなりますので、作業後の温度と湿度の管理には十分ご注意ください

筆の洗い方

使用後の筆は菜種油などの植物油で洗ってください。

アクリル板に出したオイルに筆を浸し、ティッシュで拭き取ります。

ティッシュに色がほとんどつかなくなるまで、この行程を繰り返します。

最後にキャップをして、筆に油が少し残った状態で保管してください。

最後に、アクリル板に残った油分をエタノールで完全に拭き取ります。

アクリル板に油が少しでも残っていると、次回の漆の硬化を妨げる可能性があります。

Step4 | 下塗り

1. 錆漆を削り取る

錆漆が固まったら、はみ出した部分をカッターで削り取り、継ぎ目を平らに整えます。

表面が大きくカッターで滑らかにするのが難しい場合は、紙やすりを使用してできるだけ表面を滑らかにします。

表面の汚れはエタノールを含ませたティッシュなどで、適宜拭き取ってください。

2. 継ぎ目に「黒呂色漆」を塗る

継ぎ目の表面が滑らかになったら黒呂色漆を塗ります。

ご使用前に筆先をエタノールでよく拭いてください。

外側を先に塗ると、内側を塗る際に手が触れてしまう可能性があるため、内側から少しずつ塗ることをおすすめします。

表面の溝を埋めるように少し厚めに塗ります。

欠け部分には平筆を使うのがおすすめです。

この工程は単に継ぎ目を塗るのではなく、表面の細かな凹凸に黒漆を流し込んで埋め、表面をさらに平らにするのが目的です。

「漆を塗る」というよりも「漆で隙間を埋める」というイメージで作業してください。

3. 漆が固まるまで待つ

黒呂色漆を塗り終えたら、湿度の高い場所に器を保管して数日間待ちます。

また、温度や湿度が低すぎると固まりませんので、温度25℃、湿度70%程度を保ってください。

逆に湿度が80%以上と高すぎると漆が固まる際にシワが発生してしまうので良くありません。

  • 注意
  • 濡れたタオルを段ボール箱に入れて、適切な湿度を維持しながら保管するのもおすすめです
  • エアコンなどを使用して、気温が低くならないようにする必要があります
  • 特に気温が20℃以下になると漆が固まりにくくなりますので、作業後の温度と湿度の管理には十分ご注意ください

筆の洗い方

使用後の筆は菜種油などの植物油で洗ってください。

アクリル板に出したオイルに筆を浸し、ティッシュで拭き取ります。

ティッシュに色がほとんどつかなくなるまで、この行程を繰り返します。

最後にキャップをして、筆に油が少し残った状態で保管してください。

最後に、アクリル板に残った油分をエタノールで完全に拭き取ります。

アクリル板に油が少しでも残っていると、次回の漆の硬化を妨げる可能性があります。

Step5 | 中塗り

1. 継ぎ目を磨く

下塗りの黒呂色漆が乾いたら、柔らかい研磨シートを使って継ぎ目を磨きます。

柔らかい研磨シートは粒子が細かいので、直接磨いても釉薬を傷つけません。

ただし、金彩や絵付けは剥がれる可能性がありますので、事前にマスキングテープなどで保護してください。

継ぎ目が十分に平らになり、指で触れても凹凸が感じられなくなったらエタノールで拭きます。

2. 黒呂色漆を塗る


磨いてみると、溝やシワが残っていることがよくあります。

その場合はSTEP4と同様の手順で、再度黒呂色漆を塗ってください。

ご使用前に筆先をエタノールでよく拭いてください。

溝やシワのある部分だけでなく、その部分全体を塗り直すことをお勧めします。

目に見えない微細な溝がある可能性があるためです。

溝が目立つ場合は、黒呂色漆を少し厚めに塗って溝を埋めてください。

  • Tips
  • この手順では2回塗り工程を行っていますが、基本的には継ぎ目が平らになるまで塗り工程を繰り返します。逆に1回目の塗装の時点で綺麗に仕上がっている場合は、2回目の塗りを行わない場合もあります。

3. 漆が固まるまで待つ

黒呂色漆を塗り終えたら、湿度の高い部屋に器を保管して数日間待ちます。

温度や湿度が低すぎると漆が固まりませんので、温度25℃、湿度70%程度を保ってください。

逆に湿度が80%以上と高すぎると、漆が固まる際にシワが発生してしまうので良くありません。

  • 注意
  • 濡れたタオルを段ボール箱に入れて、適切な湿度を維持しながら保管するのもおすすめです
  • エアコンなどを使用して、気温が低くならないようにする必要があります
  • 特に気温が20℃以下になると漆が固まりにくくなりますので、作業後の温度と湿度の管理には十分ご注意ください

筆の洗い方

使用後の筆は菜種油などの植物油で洗ってください。

アクリル板に出したオイルに筆を浸し、ティッシュで拭き取ります。

ティッシュに色がほとんどつかなくなるまで、この行程を繰り返します。

最後にキャップをして、筆に油が少し残った状態で保管してください。

最後に、アクリル板に残った油分をエタノールで完全に拭き取ります。

アクリル板に油が少しでも残っていると、次回の漆の硬化を妨げる可能性があります。

Step5 | 中塗り

1. 継ぎ目を磨く

下塗りの黒呂色漆が乾いたら、柔らかい研磨シートを使って継ぎ目を磨きます。

柔らかい研磨シートは粒子が細かいので、直接磨いても釉薬を傷つけません。

ただし、金彩や絵付けは剥がれる可能性がありますので、事前にマスキングテープなどで保護してください。

継ぎ目が十分に平らになり、指で触れても凹凸が感じられなくなったらエタノールで拭きます。

2. 黒呂色漆を塗る


磨いてみると、溝やシワが残っていることがよくあります。

その場合はSTEP4と同様の手順で、再度黒呂色漆を塗ってください。

ご使用前に筆先をエタノールでよく拭いてください。

溝やシワのある部分だけでなく、その部分全体を塗り直すことをお勧めします。

目に見えない微細な溝がある可能性があるためです。

溝が目立つ場合は、黒呂色漆を少し厚めに塗って溝を埋めてください。

  • Tips
  • この手順では2回塗り工程を行っていますが、基本的には継ぎ目が平らになるまで塗り工程を繰り返します。逆に1回目の塗装の時点で綺麗に仕上がっている場合は、2回目の塗りを行わない場合もあります。

3. 漆が固まるまで待つ

黒呂色漆を塗り終えたら、湿度の高い部屋に器を保管して数日間待ちます。

温度や湿度が低すぎると漆が固まりませんので、温度25℃、湿度70%程度を保ってください。

逆に湿度が80%以上と高すぎると、漆が固まる際にシワが発生してしまうので良くありません。

  • 注意
  • 濡れたタオルを段ボール箱に入れて、適切な湿度を維持しながら保管するのもおすすめです
  • エアコンなどを使用して、気温が低くならないようにする必要があります
  • 特に気温が20℃以下になると漆が固まりにくくなりますので、作業後の温度と湿度の管理には十分ご注意ください

筆の洗い方

使用後の筆は菜種油などの植物油で洗ってください。

アクリル板に出したオイルに筆を浸し、ティッシュで拭き取ります。

ティッシュに色がほとんどつかなくなるまで、この行程を繰り返します。

最後にキャップをして、筆に油が少し残った状態で保管してください。

最後に、アクリル板に残った油分をエタノールで完全に拭き取ります。

アクリル板に油が少しでも残っていると、次回の漆の硬化を妨げる可能性があります。

Step6 | 仕上げ

1. 継ぎ目を磨く

中塗りが乾いたら、研磨シートを使って継ぎ目を磨きます。

柔らかい研磨シートは粒子が細かいので、直接磨いても釉薬を傷つけません。

ただし金彩や絵付けは剥がれる可能性がありますので、事前にマスキングテープなどで保護してください。

継ぎ目に指で触れても凹凸が感じられないほど平らになったら、エタノールで全体を拭きます。

2. 弁柄漆を薄く塗る

継ぎ目が整ったら、金粉を蒔く準備をします。

まず、継ぎ目に弁柄漆を「薄く」塗ります。

あまり厚く塗りすぎると金粉が弁柄漆に沈んでしまいますので注意してください。

  • 薄く塗るコツ
  • 筆先に弁柄漆を少しつけます
  • 筆をゆっくりと動かします
  • 弁柄漆が足りなくなるまでは、弁柄漆を継ぎ足さないでください。頻繁に弁柄漆を継ぎ足すと、厚塗りになりすぎてしまいます

欠け部分にも平筆で同じように薄く塗ります。

金粉は赤い下地の上に蒔くと発色がよくなるため、仕上げでは弁柄漆を使用します。

また、弁柄漆を塗る際に下地が黒いと塗り残しが見つけやすくなるため、下塗りと中塗りは黒呂色漆を使用していました。

3. 継ぎ目に金粉を蒔く

弁柄漆を塗った後、金粉を塗ります。

Basicチュートリアルでは最初から真綿を使用しましたが、今回は最初にあしらい毛棒を使用します。

まずは筆先に金粉をたっぷりとつけます。

次に、筆を軽くたたいて継ぎ目の周りに金粉を落とします。

周囲の粉をブラシで払いながら、継ぎ目に金粉を蒔きます。

この時、漆を毛先で触らないように注意してください。

弁柄漆に触れるのは、毛先で動かした金粉だけです。

一度金粉を蒔いた場所は多少筆が触れても大丈夫ですが、筆を少し寝かせて、継ぎ目にそっと触れるようにしてください。

全体に金粉を馴染ませたら、次は真綿で仕上げます。

綿に金粉をたっぷりと含ませ、継ぎ目の上で小さな円を描くように動かします。

こうすることで光沢が増します。

  • Tips
  • 綿自体が漆に触れないように注意してください
  • 綿上の金粉のみが漆に触れているのが理想的です
  • できるだけ力を入れずに優しく塗るのがポイントです

4. 漆が固まるまで待つ

塗り終わったら、湿度の高い場所に保管して数日間待ちます。

温度や湿度が低すぎると漆が固まりませんので、温度25℃、湿度70%程度を保ってください。

逆に湿度が80%以上と高すぎると、漆が固まる際にシワが発生してしまうので良くありません。

  • Tips
  • あしらい毛棒を洗うときは、油ではなくエタノールで拭いてください。

  • 注意
  • 濡れたタオルを段ボール箱に入れて、適切な湿度を維持しながら保管するのもおすすめです
  • エアコンなどを使用して、気温が低くならないようにする必要があります
  • 特に気温が20℃以下になると漆が固まりにくくなりますので、作業後の温度と湿度の管理には十分ご注意ください

5. 完成

漆室で1~2週間置くと、弁柄漆が固まり継ぎ目に金粉が定着します。

表面をウェットティッシュで拭き取れば完了です。

このときエタノールではなく水で拭きます。

エタノールで拭くと金粉も落ちてしまう場合があります。

Step6 | 仕上げ

1. 継ぎ目を磨く

中塗りが乾いたら、研磨シートを使って継ぎ目を磨きます。

柔らかい研磨シートは粒子が細かいので、直接磨いても釉薬を傷つけません。

ただし金彩や絵付けは剥がれる可能性がありますので、事前にマスキングテープなどで保護してください。

継ぎ目に指で触れても凹凸が感じられないほど平らになったら、エタノールで全体を拭きます。

2. 弁柄漆を薄く塗る

継ぎ目が整ったら、金粉を蒔く準備をします。

まず、継ぎ目に弁柄漆を「薄く」塗ります。

あまり厚く塗りすぎると金粉が弁柄漆に沈んでしまいますので注意してください。

  • 薄く塗るコツ
  • 筆先に弁柄漆を少しつけます
  • 筆をゆっくりと動かします
  • 弁柄漆が足りなくなるまでは、弁柄漆を継ぎ足さないでください。頻繁に弁柄漆を継ぎ足すと、厚塗りになりすぎてしまいます

欠け部分にも平筆で同じように薄く塗ります。

金粉は赤い下地の上に蒔くと発色がよくなるため、仕上げでは弁柄漆を使用します。

また、弁柄漆を塗る際に下地が黒いと塗り残しが見つけやすくなるため、下塗りと中塗りは黒呂色漆を使用していました。

3. 継ぎ目に金粉を蒔く

弁柄漆を塗った後、金粉を塗ります。

Basicチュートリアルでは最初から真綿を使用しましたが、今回は最初にあしらい毛棒を使用します。

まずは筆先に金粉をたっぷりとつけます。

次に、筆を軽くたたいて継ぎ目の周りに金粉を落とします。

周囲の粉をブラシで払いながら、継ぎ目に金粉を蒔きます。

この時、漆を毛先で触らないように注意してください。

弁柄漆に触れるのは、毛先で動かした金粉だけです。

一度金粉を蒔いた場所は多少筆が触れても大丈夫ですが、筆を少し寝かせて、継ぎ目にそっと触れるようにしてください。

全体に金粉を馴染ませたら、次は真綿で仕上げます。

綿に金粉をたっぷりと含ませ、継ぎ目の上で小さな円を描くように動かします。

こうすることで光沢が増します。

  • Tips
  • 綿自体が漆に触れないように注意してください
  • 綿上の金粉のみが漆に触れているのが理想的です
  • できるだけ力を入れずに優しく塗るのがポイントです

4. 漆が固まるまで待つ

塗り終わったら、湿度の高い場所に保管して数日間待ちます。

温度や湿度が低すぎると漆が固まりませんので、温度25℃、湿度70%程度を保ってください。

逆に湿度が80%以上と高すぎると、漆が固まる際にシワが発生してしまうので良くありません。

  • Tips
  • あしらい毛棒を洗うときは、油ではなくエタノールで拭いてください。

  • 注意
  • 濡れたタオルを段ボール箱に入れて、適切な湿度を維持しながら保管するのもおすすめです
  • エアコンなどを使用して、気温が低くならないようにする必要があります
  • 特に気温が20℃以下になると漆が固まりにくくなりますので、作業後の温度と湿度の管理には十分ご注意ください

5. 完成

漆室で1~2週間置くと、弁柄漆が固まり継ぎ目に金粉が定着します。

表面をウェットティッシュで拭き取れば完了です。

このときエタノールではなく水で拭きます。

エタノールで拭くと金粉も落ちてしまう場合があります。

Standard Kit

Lesson 04: 複合的な破損

Lesson 04: Combined breakage

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