金継ぎした器の取り扱い方法

Is Kintsugi ware dishwasher safe?

金継ぎで修理した器も、元通りになったわけではありません。

普段使いできるとはいえ、これまでよりも少しだけ丁寧に扱ってあげる必要があります。

使い方によっては、せっかく修理したのに再び破損してしまう可能性も。

修理後は以下の5つのことに注意しましょう。

食洗機は使わない

食器の場合、洗う際に食洗機を使う方もいらっしゃるかと思いますが、 破損したり金が剥がれる原因となるので使用は控えるようにしてください。

洗う時は柔らかいスポンジなどで優しく洗うようにしましょう。

電子レンジは使わない

電子レンジを使うと、継ぎ目から火花が散ったり爆発したりする可能性があり危険です。

こちらも食洗機同様、使用は控えるようにしてください。

直火にかけない

沸騰したお湯を注ぐ程度なら大丈夫ですが、直火にかけると破損の原因となります。

沸騰した蒸気を当て続けるのも避けたほうが良いでしょう。

継ぎ目を強く擦らない

金粉の層は非常に薄いので、強く擦ったり硬いもので引っ掻いたりすると金粉や漆のコーティングが剥がれる可能性があります。

修理が完了してから1ヶ月は寝かせておく

実は漆が硬化する時には2段階の反応が起きています。

1段階目は空気中の水分を取り込んで硬化する反応で、数日もあれば触っても手につかないくらいに固まります。

2段階目はそこからさらに20日〜数ヶ月かけて芯まで硬化していく反応です。

この2段階目の反応がしっかり終わっていないと、漆の強度が十分に発揮されず、破損等の原因となることがあります。

 

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