金継ぎとは

主役は漆

金継ぎ(きんつぎ)は、漆と金を使った器の修理技法です。

たまに、金を溶かして接着しているのだと勘違いされている方がいらっしゃいますが、さにあらず。

「金継ぎ」とは言いつつも、主役は「金」ではなく「漆」なのです。

空気中の水分に触れることで硬化・耐水化する漆の特性を生かし、器の欠けや割れ、ヒビを繕います。

そして最後、継ぎ目に金粉を蒔くことで、見た目を整えるのです。

お気に入りの器は、当然壊れずにあることが一番ですが、 漆で継いだものにはまた新たな表情が生まれます。

壊れたからもうおしまい、ではなく、 欠けを補い、割れを継ぐことで、

再び日々の暮らしの中で使うことができます。

「金継ぎ」だけじゃない

金継ぎは、もちろん金粉で継ぎ目をあしらった修理方法のことですが、金粉以外の素材で仕上げることも。

例えば、銀粉を使った「銀継ぎ」や、あえて漆の色をそのまま活かす「漆継ぎ」など、金色以外にも仕上げることができます。

その他にも「かすがい継ぎ」や「呼び継ぎ」といった少し変わった技法もあります。

「かすがい継ぎ」とは、文字通り「かすがい」を使って割れた器の破片同士を結びつける形で修理する技法のことです。

この手の器だと国立博物館の「馬蝗絆」が有名ですね。

「呼び継ぎ」は、別の器の破片を取り入れて修理するという技法になります。

個人的には河合菜摘さんの作品が好きです。かわいい。

「呼び継ぎ」は、他の器の破片とうまく形を合わせる必要があるので、なかなか狙ってできるものではありませんが、このように足りないパーツは他で補うこともできます。

現代の金継ぎ

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