こんにちは、ちまはがです。
今回はダイニングテーブルを作り方を解説していきます。
以前、壁掛けテレビのDIYをしましたが、我が家のリビングにはローテーブルしかなく
テレビを見上げながらご飯を食べるという残念インテリアになっていたので
ダイニングテーブルを作って素敵インテリアを目指します。
ちなみに、壁掛けテレビをDIYした時の記事はこちらです。

そして、今回出来上がったモノがこちら。

見てわかるように、丸いダイニングテーブルを作りました。
調べてもなかなか丸い天板で作ってる人いなかったので手探りでしたが、なかなか上手くできた気がします!
ちなみになぜ丸いダイニングテーブルを皆が作らないかというと
- 四角い天板に比べて使える面積が小さくなる
- 壁につけて使えない
- そのくせ四角い天板と同等の設置スペースを必要とする
といったデメリットがあるからだと思います。
ただ、我が家の場合リビングが狭いのとテレビが目の前にあるということで
- 四角い天板に比べて使える面積が小さくなる → 2人分のスペースがあれば十分
- 壁につけて使えない → テレビがあるのでそもそも壁につけて使えない
という状況だったので、むしろ円形であった方がメリットが大きかったのです。
さらに円形であることによって
- 見た目の圧迫感が軽減される
- テレビに対して二人とも正面向きで座れる
といったメリットもありました。
Youtubeに動画もアップロードしているので、こちらも合わせてご覧ください。
ということで、早速作り方を解説していきます。
1.用意するもの
今回必要なものは大きく以下の5つです。
- 天板用の木材 →2000円
- アイアンレッグ →1800円×3
- ワトコオイル →3700円
合計11100円
以下は持っていれば不要です。
ジグソーはホームセンターで借りると安上がりです。
- ジグソー →6000円
- 紙やすり →80円×5
合計6400円
天板用の木材
厚さ18mm以上かつ天板の直径が確保できればあとは好きな材を使っていただいて良いかと思います。
私はパイン集成材(910mm × 910mm × 18mm)を使いました。
ホームセンターでの木材カットはCAINSがおすすめです。
事前に寸法を指定してネット予約しておけば、当日カット済みの材をそのまま受け取れます。(一円ももらってないです)
CAINS|木材カット加工
アイアンレッグ
本当は溶接して作りたかったのですが、時間がなかったので既製品を購入しました。
LABRICOが出しているこちらのアイアンレッグが3本必要になります。
ジグソー
工具類は上を見るとキリがありませんが、私はこちらで十分円形カットができました。
ブレードは別売になっていることが多いので、こちらも併せて買っておくのが吉です。
ワトコオイル
ステインは結局これが一番使いやすいと思っています。
200mlの容器でも売ってますが、すぐなくなるので1Lあると安心です。
私は途中でなくなって近所のホームセンターまで買いに行きました(つらい)
ハケは百均などで安いものを買って使い捨てるのが楽です。
洗って使うとなると専用のうすめ液を使ったりで面倒なので…
紙やすり
カット後の天板の表面を仕上げるのに使います。
いくつか種類を揃える必要があります。
・紙やすり:120番
・紙やすり:240番
・耐水ペーパー:400番
・耐水ペーパー:800番
・耐水ペーパー:1500番
基本的に紙やすりの目を細かくしていくときは
前にかけたやすりの2倍以下の番手を選ぶようにします。
今回は木地調整に紙やすりを、その後ワトコオイル を塗り重ねる際に耐水ペーパーを使います。
また、必須ではありませんがハンドサンダがあると作業が楽になります。
研磨作業は体力を消耗するので、安いものでもいいので用意しておくのがおすすめです。
必要なものを揃えたら早速作業を始めていきましょう。
2.ジグゾーで材を円形にカット
一番大変な工程です。
何が大変か。音と粉塵が大変です。
アホなので部屋の中で作業しましたが、せめてベランダでしましょう。
中心を決める
ダイニングテーブルの円の中心を決めて鉛筆で印をつけます。

円形に墨付け
先ほど決めた点を中心として、鉛筆で円周を墨付けしていきます。
丸く線を引くためのコンパス代わりとして、私は家に余っていた合板の端材を使いましたが、段ボールの切れ端なんかでも大丈夫です。
円の直径は900mmとしました。
ここは欲しいテーブルのサイズに合わせて調整してください。
そして、多分もっと賢い方法が他にあると思います。

中心部分と合板を重ねて天板が貫通しない程度に軽くビスで固定

そこから半径分(ここでは450mm)のところへ穴を開け

鉛筆を挿してコンパスのようにスーっと円形に線を引きます。
ジグソーで切断
あとは墨付けした線に沿ってジグソーで切断します。
以下のことに注意しながら進めましょう。
断面が直角ではなくなったり、焼け焦げたりします。
- 天板を固定する
- 刃を木材に当てずに、ブレードを動かし始める
- ブレードが充分に動いた状態で、木材に刃を入れる
- できるだけ切断面を真上から見るようにして切りすすめる
- 本体のベースをしっかりと木材に密着させて切断すると、切り口が直角になる
- 木材のバタつきを防ぐため、本体を押しつけながらカットするのがポイント(押さえる力6割、前進4割で)

時間がかかりますが、焦らずゆっくり作業すると仕上がりも良くなります。
そうして一周すると円形の天板のできあがりです!

無事、部屋が木屑地獄になりました。
3.ステインで塗装する
ここまで来ればあと一息です。
紙やすりで生地を整えて、塗装を施していきます。
ワトコオイルの重ね塗りは以下の記事に詳細をまとめていますので参考にしてください。

紙やすりで木地を整える
塗装する前に120番 → 240番という順番で全体にやすりがけをします。
ここで使うのは紙やすりです。
終わったら乾いたウエス等で表面を軽く拭きあげておきましょう。

角も落としておきましょう。見栄えが全然違ってきます。
ワトコオイルで塗装する
今回は4回重ね塗りをしていきます。
少し濃いめの色味に仕上げたかったのと、やすり番手を上げて表面の手触りを良くしたかったからです。
まずは1回目の塗り。
ここではたっぷり塗ってあげて大丈夫です。
木目に沿ってハケを運びます。

30分ほど休ませたら一度ウエス等で余分なステインを拭き取ります。

その後さらに1時間ほど乾かしたら2回目の塗り。
塗布量を1回目の1/3程度にし、薄く伸ばしていくイメージで塗布します。
塗り終わったら、そのまま400番の耐水ペーパーで全体を研磨していきます。
研磨することで表面の凹凸がフラットになり手触りが良くなります。

全体を研磨し終えたらウエス等で拭き上げ、1時間ほど乾燥させます。
※1時間程度放置させると木の内部から浸透したオイルが噴出してくる場合があるので都度拭き取ってください。
あとは繰り返しの作業になります。4回目だけ24時間かけて完全に乾燥させます。
3回目塗り→研磨(800番)→拭き→乾燥
4回目塗り→研磨(1500番)→拭き→乾燥(24時間)
これで天板は完成です

4.脚を取り付ける
最後に天板へ脚を取り付けます。
あまり脚を目立たせたくなかったので、少し内側へ取り付けました。
ちなみに天板を18mm以上にしたのは、付属のビスが天板を貫通しないようにするためでした。

完成!

私は途中ワトコオイルが切れてしまったので、翌日買い出しに行って計2日かかりましたが
何事もなければ1日で完成できると思います。
脚に既製品を使用したので材料費としては10,000円ほどかかってしまいましたが
金属溶接をして自分で脚を作ればもう少し安価に作れるんじゃないかなと思います。
コロナの影響で閉講していたCAINSの金属溶接講座が再開するらしいので
今週受講しに行って、今度の記事ではアイアンラックなど作れたら良いなあと思っています。
ということで、今回はダイニングテーブルの作り方でした。
それでは。
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